セカンド・サマー・オブ・ラブを越えて

反骨の音楽ジャングル。1980年代後半のセカンド・サマー・オブ・ラブの時代に政府の抑圧を受け続けたDIYパーティは、90年代に入ると次々と減少し、クラブが続々と閉鎖され、DJやプロデューサーのメディア露出も少なくなっていく。1990年から1993年の英国景気後退期には世相を反映した闇の音が登場する。

 

ダーク

誰も信じるな。退廃で荒廃。内面。絶望。悲観。反抗。闘争。憎悪。愛情。拡散。危機。1990年代前半の音は、人のもろさを見せつけ、テクノロジーに支配される暗い未来を感じさせる。Doc Scott、Goldie、4 Hero…ビートを刻み、ストリングスの不協和音と映画から取り込んだサンプリング音を持ち込み退廃的ながら爆発的な音楽を作り出した。時代と音の背景は1980年代に日本車の煽りを受け自動車産業を壊滅されデトロイトで誕生したテクノシーンに近い。

 

ラガジャングル

ラガも反逆者の音楽だ。白人文化に対応するための多民族文化が団結した音楽だ。レゲエ・サウンドシステムの伝統にかっちりルーツを持ち、戦闘的なレゲエ・ビートとダブ・エフェクトが合体し、レゲエの如くパトワの言葉でMCがマイクを握る。Buju Banton、TopCat、Shabba Ranks…ブレイクビーツ・ジャングルとラガ・ボーカルは互いの音を引き立たせた。1993年から1994年にかけてはジャングル・イベントやクラブ・ナイトも力を取り戻し定期的にイベントを開催するようになる。シーンが徐々に形成されてきたこの時代、ラフでハードで土臭いジャングルと分岐をした新しいスタイル、メロディアスなドラムンベースが登場してくる。

 

そしてフロアはこう叫ぶのだ

Rewind!! Make some Noise!!!

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